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□半オリジナル製作
無いなら作ってしまおう、というコーナーです。セルマーがベースです。 以下のように考えました。勘が8割です。
抵抗感:
必要以上にリードの振動を妨げないようにし、当たる面積を狭くすればある程度はコントロールできそうです。
音色:
もともとセルマーの音色は嫌いではなかったので、とりあえずラッカー仕上げでやってみました。
振動:
ビンテージとの材質の違いは妥協するとして、リードが振動しやすくなれば、
リガチャーに伝わる振動も増幅するはずです。
素人でも出来る加工は、研削、研磨、ラッカー剥がし、ぐらいでしょうか。
どこかで見たような形です。単にリードの両サイドを開放しようとし、素人でも簡単に加工できる形でこうなりました。 ある程度削っては試奏してバランスを確認し、調整するだけです。慣れても5時間くらいかかります。
抵抗感は簡単にクリアできました。程よい抵抗感でばっちり鳴ります。 プロになろうという知り合いに餞別で作ってあげたら、現行品を差し置いてメインになってしまいました。 あまり削りすぎると、音がまとまらずに広がってしまいそうです。その限界まで来たと感じて、さらに抵抗感を減らしたいなら、 ラッカーを剥がす手もあります。
違う仕上げの物でも作ってみましたが、一番気に入ったのはシルバーでした。時間の都合もありましたが、満足の行く結果が得られました。 かなりビンテージに似せることができましたが、低音を吹いたときの柔らかさなど、及ばない点はあります。 サックス本体でも散々議論されていますが、材質の違いでしょう。 ともあれ、セルマーの旧タイプのリガチャーが手に入りにくくなりましたので、ここまでです。
ソプラノ用に作成しました。リードにあたる部分を削り、全体的に金属を薄くし、ネジを軽量化しています。 軽くしたことにより、引っかかるような感じがなくなりました。現行品のネジは、ソプラノ用としては大きすぎるのかもしれません。