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リガチャー

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Current Models

最近になって良いものが出てきましたが、傾向としては以下のようになっています。

 ・抵抗感を極力なくす:スポンスポン音が出ます
 ・雑味が無い音色:最近の若手テナー奏者にありがちです

最近のものは良く出来ていると思いますが、私が求めているものとは傾向が全く違います。 以下、造りの良い2本締めを求める人から見たレビューです。MPとの相性、人との相性がありますので、当てにならなくてもご了承ください。

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現行のオマケでついてくるリガチャーです。鳴りは悪く、使用に耐えません。右の写真は上半分のラッカーを落とした状態ですが、銀色です。 鳴らなさ過ぎるので、銅が主成分の洋白や白銅ではないようです。昔のように、付属リガチャーで十分だった頃とは雲泥の差です。 初心者にとっては落とし穴になることが多く、付属していないほうがマシ、とも思えます。

Woodstone

いつもお世話になっている石森管楽器のオリジナルブランドです。2本のレールがリードに当たる仕組みで、仕上げも数種類あります。 良く振動しますし、音色もバリエーションがあります。抵抗感はかなり軽く、楽に音が出すぎます。○○社の楽器のような、違和感のある楽さに近いかもしれません。

ボナードもレールが当たる仕組みですが、リードの形状の不均一さから、レールが均一に当たらない事があります。 レール部分の金属が厚く、外側のリングの影響もあり、柔軟性が少ないためですが、解消するのは難しそうです。

アトリエモモ(洋白 横タイプ)

価格以外は絶賛したいです。試奏して喜びも束の間、3万円以上する高級品です。一番イメージに近く、数回買おうかどうか迷いましたが、 サイズが僅かに合わないのと在庫がないこともあり、断念しました。 マウスピースを送ればサイズに合わせて作ってくれるそうですが、万が一マウスピースに何かあったら取り返しがつきません。 もし今使っている名無しリガチャーが完全に壊れて、同じものが手元に無ければ、買っていたと思います。 HPの説明を見ても価格は中々納得できませんが、価値はあります。

「クラシック系の人に良く売れてますよ〜」と店員は言っていましたが、どなたか先生が使っていて、生徒が買っていくそうです。 そもそも楽器に関してクラシック系、ジャズ系、という括りはいらないと思います。自分が好きなものを買えばそれで良いでしょう。 フラセルを使用しているジャズプレイヤーなど、当たり前に存在します。

Francois Louis Ultimate Ligature

一時期、みんなこれを使っていました。抵抗感が無くスポーンと音が出ます。 リードに対して2本の線で当たり、極力リードの振動を妨げないようにしています。 マウスピースに対しても接する面積が極小になるようにしています。

音色の雑味の無さと相まって、自分には合いませんでした。Theo Wanneが最近、リードに当たるプレートを発売しました。 材質のバリエーションもあり、ビンテージリンクのような抑え方なので、こちらのほうが期待できそうです。 が、リガチャー本体の振動は変わらないので、二の足を踏んでいます。

ブルズアイ(レギュラータイプ、ルージュ(逆締め))

レギュラータイプ:
良く振動しますが、どうしてもウェイトが重いです。ニュアンスの柔軟性に欠ける感じがしました。 メイヤーブロスを使用している弟子にはぴったりで、良い音がしていました。

ルージュ:
HPでは「ビンテージの正締めのような」と書かれていて、期待大でした。 店頭には置いておらず、迷いましたが1万円近く払って取り寄せました。 ところが全く鳴りません。金属が厚すぎです。振動の質も、柔らかい、暖かいビンテージとは全く違います。 大抵のビンテージと比べれば、鳴りの差は歴然としているのですが、、謳い文句が酷すぎます。

SELMER

旧タイプ(正2本締め):
リードに当たる面積が大きすぎて、リードの振動を妨げすぎです。ある意味それがセルマーの定番で、それが好きな人は沢山います。 ■半オリジナル製作で紹介しているように、音抜けを良くすることは可能です。 最近のものでは、バリが取れていない等、マイナーチェンジの度に雑な作りになって行きました。

新タイプ(逆1本締め):
何を狙ってモデルチェンジしたのでしょうか。1本減らして経費削減でしょうか。 リガチャー作るのをやめるか、価格上げて真面目に作るかしたほうが。。作れるのかすら疑問ですが。

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